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日 時 |
荘子(野村茂夫訳) 全1冊★★
【一言】
中国の道教の有名な古典です。「老子」よりさらに詳しくいわゆる老荘思想を述べた本書は現代語訳で、読みやすいですが、内容はかなり難解です。実際にはあまり読まれていないのではないでしょうか。
論語よりもっと哲学的・宗教的なので、現代人の実生活にはほとんど役立たないと思います。
ただ、精神修養の書として読めば、解釈はさまざまであってもそれなりに貴重な本だと思います。
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2012/05/08 11:40 |
老子(木村英一・加地伸行訳) 全1冊★
【一言】
有名な中国の道教の古典です。本書は現代語訳で、短文の集まりなのでとても読みやすいですが、内容は期待したほどではありませんでした。儒教よりもっと宗教色が強い感じですし、現代人の我々にとってはほとんど役に立たないと思います。どんな本かを知るために時間を割ける人だけにお薦めします。
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2012/04/23 13:17 |
孟子(湯浅幸孫・田中利明訳) 全1冊★★
【一言】
性善説で有名な中国の古典です。でも、通して読んだ人は少ないのではないでしょうか。私もこの歳になるまで手付かずでした。原文はとても手が出ないし。
本書は現代語訳ですのでとても読みやすいです。興味のある人にはお薦めします。
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2012/04/17 14:39 |
学問のすゝめ(福沢諭吉著) 全1冊★★★
【一言】
先に「現代語訳 学問のすすめ」の感想文を書きましたが、これはその「学問のすゝめ」の原本です(字体や仮名遣いの修正はあるようですが)。内容を知りたいだけなら「現代語訳」で十分ですが、やはり、原文には独特の味わいがあり、その格調・迫力は凄いです。まだ読まれていない人には、どうせ読むならこちらの方を推薦します。
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2012/04/04 14:10 |
銀の匙(中勘助著) 全1冊★
【一言】
文豪夏目漱石が絶賛したと言われる私小説。著者の幼少から16、7歳になるまでの身の回りの体験をもとにして描いた本です。短いし、文章が優れているので、読みやすいです。私としては張り合いがないのであまり面白くなかったのですが、こういう小説の好きな人にはいいかも知れません。
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2012/03/26 20:21 |
現代語訳 学問のすすめ(福澤諭吉著) 全1冊★★★
【一言】
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」で有名な本です。これ自体は3年前に出版された現代語訳で、名訳だと思います。著者は、誰が考えたか1万円札の肖像に採用された人物にふさわしいと思います。
内容も、とても140年前とは思えないほど新鮮で、感動しました。
有名な本なので読まれた方も多いと思いますが、まだの人には強くお薦めします。
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2012/03/14 12:47 |
自由論(J.S.ミル著) 全1冊★★★
【一言】
自由論の古典と言われる有名な本です。記述が19世紀半ばということを考えると、今でも十分通用する自由論と思えるところが驚きです。言及されている事例はもちろん古いですが(特に宗教問題)、それを捨象して読むと味わい深いものがあります。自由論というので学生向けの本かと思ったのですが、実際は立派な大人向けの本です。
物事を深く考える練習になりますね。
ただし、比較的読みやすいとは言え、やはり哲学書ですので、それなりの根気は必要です。
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2012/02/20 16:19 |
国富論(アダム・スミス著) 全2冊★★
【一言】
経済学の古典中の古典と言われる有名な本です。とりあげられているテーマはとても幅広く、現代にも通じる考え方も多いです。いわゆる労働価値説にもとづいた経済論はそれまでの重金主義、重商主義の経済論から脱却して近代経済学の基礎を築いた本として価値あるものだと思います。
ただし、ちょっと読みにくいし、一般には読む必要はないでしょう。特に興味のある人だけにお薦めです。
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2012/02/06 16:52 |
井上 成美(阿川弘之著) 全1冊★★★
【一言】
大日本帝国海軍の「反戦派」海軍大将井上成美の伝記です。
太平洋戦争前後の海軍上層部の内情を、大本営発表とは違う観点から述べています。
人によって興味の対象が違うので、あえてお薦めしませんが、私としては井上本人の人物像よりも、海軍の実態を理解する上でとても参考になりました。
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2012/01/05 13:33 |
チップス先生さようなら(ヒルトン著) 全1冊★★
【一言】
チップスというパブリック・スクールの教師が、退職した後も生徒達とのつきあいをしながら穏やかな晩年を過ごし、
1933年、85歳で「安らかに」亡くなる、という話です。我々高齢者の年代にあった本かも。
私としては特に感動することもありませんでしたが、本は読む人によって感想が違います。
非常に短い小説ですし、時間も無駄にはなりませんので、もし興味を持たれたらご一読下さい。
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2011/12/26 14:13 |
三たびの海峡(帚木蓬生著) 全1冊★
【一言】
太平洋戦争中の昭和18年10月、「徴用」(今で言う事実上の拉致)された17歳の朝鮮人が過酷な炭鉱労働に
こき使われ、朝鮮人仲間が長時間の強制労働だけではなく、賃金不払い、衣食住での虐待・拷問などで痛めつけ
られたことを告発する物語です。正直言ってつまらなかったです。
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2011/12/24 09:23 |
不毛地帯(山崎豊子著) 全5冊★★
【一言】
太平洋戦争中に大本営参謀(中佐)だった軍人が、敗戦とともにシベリアに抑留され、11年の抑留生活の後
帰国して商社のサラリーマンになり、ビジネスで活躍するという話です。
シベリア抑留の悲惨さがよく描かれており参考にはなりますが暗いです。
後半はいわゆるビジネス小説で、結構面白いですが、感動するところはほとんどありませんでした。
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2011/12/19 20:36 |
二つの祖国(山崎豊子著) 全4冊★★★
【一言】
日系二世が太平洋戦争の時代前後に日米両国の狭間で翻弄される物語です。感動しました。
いわゆる「戦争を知らない世代」やあの戦争に関心のない人にお薦めします。読んで損はないと思います。
感想文は、小説として情緒的に感動した部分ではなく、専ら戦争に絡む問題点について述べます。
参考にしていただければ幸いです。
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2011/11/28 15:01 |
十五少年漂流記(ジュール・ヴェルヌ著) 全1冊★
【一言】
「ロビンソンクルーソー」の少年版みたいな冒険物語。子供向けとしては面白いです。
しかし、まったくのフィクションだし、くだらないとまでは言いませんが、いい大人が読む本ではありません。
本家の「ロビンソンクルーソー」の方がまだましだと思います。
ただ、19世紀末の子供向け冒険小説としては歴史的意味があるのかも知れません。
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2011/11/15 20:25 |
イワンのばか(トルストイ著) 全1冊★
【一言】
ロシアの文豪トルストイが民話を題材にして書いた短編集です。傑作という評価があるようですが、「イワンのばかとそのふたりの兄弟」と2、3の作品(感想文参照)以外はよくわからないしつまらないです。
多分、キリスト教的宗教心と当時のロシアの時代背景を理解していないと味わえないのでしょう。
非常に短いので、興味ある人は一読しては?
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2011/11/11 15:00 |
大地の子(山崎豊子著) 全4冊★★★
【一言】
TVドラマになり評判を呼んだ大河小説です。いわゆる残留孤児問題を扱った小説で、ちょっと暗いが主人公
陸一心のめげない生き方がよく出ています。
「社会派小説、告発小説、国際ビジネス小説、恋愛小説、日中の庶民像を描いた市井小説」の要素を組み込み、
山崎豊子の集大成ともいわれるスケールの大きな小説で、感動しました。
現代中国の実地取材が胡耀邦のお陰で”偶然”できたため、「私の生涯で二度と書けない作品」というほど大変な取材の努力の結果生まれた小説です。ドラマを見た人にもお薦めです。
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2011/11/07 15:51 |
物理学はいかに創られたか(アインシュタイン/インフェルト著) 全2冊★★★
【一言】
アインシュタインは誰でも知っている有名な物理学者ですが、インフェルトも著名な物理学者です。本当に物事を
極めた人は、説明がわかりやすいとよく聞きます。厳密さや枝葉を留保しつつ、本質的な問題を相手のレベルに合わせてずばりと説明できるからだと思います。この本では、数式は一切使わず、古典力学から始まって現代物理学の話を解説していますので、私みたいな素人にも少しはわかったような気になります。
訳者(石原純)の日本語も読みやすいのでお薦めです。
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2011/10/26 17:26 |
翔ぶが如く(司馬遼太郎著) 全7冊★★★
【一言】
司馬遼太郎の明治国家成立期を扱った小説です。やや長編ですが、単に物語として面白いだけではなく、色々と
考えさせられます。単なる面白いだけの大衆小説ではなく、日本人として読むべき国民文学と言われる所以なの
でしょう。人気作家のものだけに既読の方も多いでしょうが、そういう人は私の感想文に対してコメントをお寄せ
いただくとありがたいです。
読まれていない人には価値ある読み物としてお薦めします。
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2011/10/20 15:16 |
ソクラテスの弁明/クリトン(プラトン著) 全1冊★★★
【一言】
ソクラテスは、名前だけは誰でも知っている有名な哲学者ですが、孔子と同様本人の著書はありません。
どういう人柄かはこのプラトンの著作を読めばよくわかります。
「大切なことは単に生きることではなく、よく生きること」という簡潔な言葉に人生論が凝縮されていると思います。
短いし、わかりやすいので、読まれていない人には強くお薦めします。岩波文庫にもあります。
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2011/09/26 10:56 |
国家(プラトン著) 全1冊★
【一言】
古代ギリシャの大哲学者が書いた文字通りの哲学書。内容豊富で一言で表現できません。
ただ国家論としてだけを期待するなら現代人としては必要ないと思います。
難解でもあるし、特に興味のある暇人だけにお勧めです。
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2011/09/25 14:10 |